活動内容

東京建築士会の主な活動
本会の組織と業務
本会には議決機関である総会、執行機関の理事会のほか、事業の推進を図る為の常置委員会があります。それぞれの機関が協力して会員組織の団体として、会員をはじめとして建築士の資質の向上・並びに技術の向上に役立つ事業展開を通じて、魅力ある会づくりに努めています。
社会が建築士に求めている責任と期待を踏まえ、東京建築士会の役割を最大限果たせるよう、次に掲げる本会活動の一層の充実と会員サービスの強化を図りたいと考えております。
建築に関する調査研究等 | 委員会活動
建築士会では青年委員会・女性委員会をはじめとして建築士の活動の場を提供しています。建築士会に求められるもの、建築士の在るべき姿やこれからの姿を積極的に考え、会員相互の情報交流によって、ひとづくり・ものづくり・まちづくりに取り組んでいます。 |
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建築士会の業務 | 建築士試験の運営業務
一・二級・木造建築士試験の申し込み受付から試験実施、合格発表等まで中央指定試験機関の建築技術教育普及センターからの業務受託により一貫して行っています。 建築士免許登録業務⑴二級・木造建築士免許申請および登録等の業務(東京都知事登録) 本会は、登録講習機関からの運営委託による「建築士定期講習(建築士法第 22 条の 2 による義務講習:3 年に 1 度)」を実施しています。 |
建築士の育成・相互研鑽 | 建築士継続能力開発(CPD)制度
すべての建築士と建築施工管理技士等建築技術者の方が、建築士会 CPD 制度をご利用になれます。現在のCPD 制度は、自己研鑽および行政機関等で工事入札等において加点等評価の対象として活用されております。 専攻建築士制度専攻建築士制度は、消費者保護の視点に立ち高度化し、かつ多様化する社会ニーズに応えるため、専門分化した建築士の専攻領域及び専門分野を表示することで、建築士の責任の明確化を図る目的の自主的な制度です。 ※「信頼できる建築士へのアクセス」 −社会のニーズに応える建築士の証− 一戸建住宅、集合住宅、併用住宅および大規模な増改築を含め、新鮮で優れたものを応募作品の中から選び、表彰すると共に、機関誌「建築東京」、その他に発表することによって、広く斯界に紹介することを目的に、毎年行われています。新人の登竜門として入賞作品は各種マスコミの注目を集めています。「住宅建築賞」の入賞作品を「建築士の日」の記念展示として行っています。 住宅課題賞(毎年)の実施と展示会首都圏の建築系大学の設計カリキュラムの住宅課題の優秀作品を展示し、さらにその中から公開審査により優秀賞を選出しています。 住宅セレクション単に作品の優劣を競うのではなく、多くの方向性をセレクトして、社会に発表することを目的として実施しています。 これからの建築士賞都市と建築に関わる近年の活動や業績で、設計監理、施工、行政、教育、まちづくり、発注など建築士としての多様な立場を通じて行った未来につながる社会貢献に対して、その活動・業績を担った建築士もしくはそのグループを顕彰しています。 会員作品展(連合会賞毎年開催)会員相互の技術を高めることを目的として、会員の創意と努力に満ちた建築作品を募ります。 高校生の「建築甲子園」(連合会毎年開催)住まいと家族、地域の人々・環境との関係性についての建築設計を重視した作品を募ります。 まちづくり賞(連合会隔年開催)優れたまちづくり活動等の実績を評価・表彰しています。 実務および法規等講習会の開催建築基準法および建築関連法規を始め、東京都建築安全条例等の改正に基づく、建築確認、検査に関する技術的助言等の運用、周知について、東京都と協力して講習会等を、迅速に行っています。 銀座建築デザイン大学「Open College」の開講建築及び建築周辺のデザインを中心とした題材やテーマを選んで、体験的かつワークショップ参加型のテーマを加えた連続講座を開催しています。年間3〜4回程開催しています。 建築物見学会の実施年 10 件程、話題の建築物の工事現場や、非公開の建築物の視察を行っています。 環境セミナー・環境建築見学会の開催建築環境に関する情報を発信 ・ 普及するため、定期的に開催しています。 業務支援スキルアップセミナーの実施資質向上や倫理・業務力、材料・意匠力、教育・環境力アップを目指したセミナーを開催しています。 建築士試験合格者セミナーの実施新たに建築士登録される方、既に建築士登録されている方を対象としたセミナーです。新規登録者及び若手建築士の交流の場として開催しています。 既存住宅状況調査技術者講習平成28年6月に宅地建物取引業法が一部改正され、平成30年4月から既存住宅の売買時に「既存住宅状況調査」に関する説明が義務付けられました。日本建築士会連合会が、既存住宅状況調査技術者講習団体として国土交通省に登録された事に伴い、売主・買主が安心して既存住宅の取引ができる市場環境を整備することを目的に、当講習を本会にて開催しています。 |
会員の広報・交流等 | 東京建築士会正会員には、建築界の情報の周知および、会員相互の親睦を図るため、下記の2誌を毎月発行、配布しています。 「建築東京」東京建築士会発行近年、建築を取り巻く環境はますます複雑多様化し、建築基準法、東京都建築安全条例等の改正はもとより、住環境の改善、景観・防災問題等が、われわれ建築士が関わる設計・工事監理業務に重要なウエートを占めるようになりました。 本誌は、47 都道府県にある建築士会の正会員を対象に、会員および建築士の良識と技術を高めるために、建築基準法・建築士法改正等の行政ニュースや建築界の情報、最新技術や関連技術の連載講座(CPD 認定)会員作品展、各分野・各地域の情報等をいち早く掲載し、毎月発行しています。また、掲載された各種連載講座(CPD 単位対象の自習型認定研修)は、会員のためにアーカイブとして HP で公開しています。過去の貴重な情報がデジタル化されいつでもまとめて勉強できます。 東京建築士会法規メルマガ(月刊)発行本会法規委員長コラム、 本会・関連団体催しもの案内等、国交省・東京都の新着情報、法規関連ニュース1ケ月分、業務支援情報などを盛り込んでお届けしています。 建築専門書等の編集・発行「建築基準法規集」(監修)、「東京都建築安全条例とその解説」(発行)等の建築専門書を編集、出版しています。 建築関係書籍・契約書・看板類の販売建築系の雑誌から実務書、作品集まで、各種書籍と設計・監理や工事請負の契約書、建築計画のお知らせ看板等を販売しています。正会員・準会員の方には、割引価格で販売致します。 地域の会員による支部活動の推進地域に根ざしたまちづくりや景観を守る活動や防災・防犯対策等、建築・まちづくり行政と幅広く連携活動を行っています。建築士の働いている場所や住んでいる地域には職能を生かせる社会活動の場がたくさんあり、多くの人々からその職能を求められています。生活を支える建築について建築士の行動は活かされています。また、「お菓子の家づくり教室」や「折り紙建築教室」等、子どもたちが楽しく建物と街づくりに対して興味を持ち、元気で創造力のある子どもに成長することを願って実施しております。 関東甲信越建築士会ブロック会への協力茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、山梨、長野、新潟と本会の関東甲信越(1都9県)建築士会のブロック会事務局を本会事務局内におき、事務全般にわたり協力しています。 ● 関東甲信越建築士会ブロック会青年建築士協議会青年建築士に共通の問題を協議・調整し、会員相互の情報連絡を計り、若い力を結集し、進展する社会に対応する魅力ある建築士会の発展に貢献することを目的としています。毎年開催地を変え、日頃の研究や地域実践活動等の報告を行ない、全国大会の代表者を選出しています。 ● 関東甲信越建築士会ブロック会女性建築士協議会女性建築士の共通の問題を理解しあい、地位の向上を計り、また、活動をとおして建築界のバランスのとれた発展及び社会の発展に貢献する事を目的としています。 建築士会全国大会全国の建築士会会員が建築士の連帯と意識の高揚を図るため、毎年全国のブロック毎に開催地を変え、会員が一堂に会した式典、表彰、記念講演、フォーラム等を行っています。 |
社会的活動の推進 | 無料建築相談の実施
●無料建築相談室の概要 ●晴海トリトン建築相談会 年1回(7 月に開催)・建築士と弁護士が相談にお答えします。建築相談委員会の委員を中心に、経験豊な建築士(本会会員)が適切なアドバイスをする建築相談を実施しています。建築の契約や業務のことなど、お気軽にご相談ください。 「建築士の日 7/1」記念行事の開催(昭和25年7月1日建築士法施行) 毎年 7 月 1 日「建築士の日」の記念事業として、社会に対して「建築士の役割」への理解を深めて頂くために、「住宅建築賞」の入賞作品及び模型等の展示と、入賞者、審査員の講演やレセプションを行っています。 |
建築・まちづくり 行政との連携 |
各種防災・防犯協議会への参加
被災建築物の応急危険度判定員登録に関する協力 東京都建築物安全・安心推進協議会、東京都安全・安心街づくり協議会、東京都震後対策連絡協議会、中央区応急危険度判定連絡協議会 「違反建築防止週間」、「建築防災週間」、「防災フェア」等の行事への協力公的機関の要請による「建築相談員」、裁判所の「鑑定人」等の推薦協力 地域における「まちづくり」活動(まちづくりシンポジウムの実施)等への参画 |
建築関係団体との連携 | 日本建築家協会、日本建築構造技術者協会、建築設備技術者協会、日本建築積算協会、日本建築防災協会、日本建築設備・昇降機センター、建築技術教育普及センター、建築設備維持保全協会、日本伝統建築技術保存会等の建築関係団体と、CPD・専攻建築士制度における相互協力や建築界の共通問題に関わる検討を行っています。 |
建築士の幅広い国際的活動 交流に向けての支援 |
本会は、他団体と協働して、APEC アーキテクトおよびエンジニア両資格制度の普及、運営に取り組むことによって、国際的な業務活動を志す会員建築士を側面的に支援します。 |
福利厚生制度の実施 | 正・準会員優待(割引)の実施
本会では、正・準会員に会員証を発行し、利用等有効に活用しています。 建築士会では会員専門業務の設計から工事までの様々なリスクに備えて、2つの補償制度「けんばい」「NEWこうばい」をはじめ、共済補償制度(個人向、家族、従業員)をご用意しています。 建築士賠償責任補償制度(けんばい)建築士賠償責任補償制度(けんばい・個人用) 工事総合補償制度(NEW こうばい) 新所得補償プラン グループ保険(団体定期保険 + 傷害保険) アフラックの「がん保険」と「医療保険」 全国設計事務所健康保健組合への協力 日本建築家協会と本会が協力して、昭和42年5月1日東京都設計事務所健康保健組合(現、全国設計事務所健康保険組合)を設立し、以後健康保険業務に協力しています。 |